私の相棒のヘッドは 私が乗るまでに1年間倉庫に保管してありましたので 今年の12月で丸6年になります。
去年あたりから「どうもエアコンの効きが悪くなってきた気がするなぁ」と思っていまして 以前にクラウンに施して劇的な効果のあった「エアコンガスのリフレッシュ」をしたいなぁと思ってました。
こういう作業は使う時期になると混むので ホントであればGWあたりにやるべきですが。
今回帰ったときに古巣の宇佐美に行ってやってもらいました。
まずはやる前に吹き出しから出てる風の温度計測。
14℃
それから今入ってるガスを抜きます。
エアコンガスやクーラントは密閉された配管の中にありますので 減るとか異物混入とかはないはずですが 経年劣化で配管のつなぎ目とか 結露による水分の混入がどうしてもあります。
エアループプロフィアはエアコンガス+コンプレッサーオイルで550gとなってますが ガスを抜いてみると190gしか抜けませんでした。
規定の1/3しか入ってなくて よくもあれだけ冷えていたもんです。
エアコンガスは減ったから足せばいいかというと オイルみたいにゲージはありませんし どこかにメモリがあるワケでもありません。
真空状態からの重量管理ですので 「真空抜き」という作業が必要です。
車から抜いたガスから湿気などを取り除いて 足りなかった分を補充して規定量を注入。
エンジンを掛けてエアコン満開。
温度を測ってみると20℃。
?????
なんで?
やる前より冷えないの?
アイドリングから1500回転まで吹かしてみると 配管の窓にガスが流れる様子が見えるようになり 15℃くらいまで下がりました。
それでもやる前より冷えてない( -.-)y-~~~
これじゃカネ払えんなぁ。
作業してくれた人とあーだこーだといいながら さらに2000回転まで吹かします。
するとやっと10℃まで下がりました。
配管内も汚れているのかもしれませんね。
これまで少ないガスを回すだけで楽してたコンプレッサーがいきなり規定量のガスを回さなくてはならなくなったので がんばらなきゃならなくなったのでしょう。
でもアイドリングじゃそれだけの仕事はできませんよと。
1回回ると アイドリングでもちゃんと冷えるようになりました。
今は東京で3時半 外気は27℃ですが アイドリングで快適にこれを書いてます。
まだまだ関東の昼間は体温くらいの殺人的な気温が続きますから やってきてよかったですね。
娘ちゃんも私が取り付けた窓エアコンは音がけっこううるさいので夜は止めてたようですが 今日は暑くてスイッチ入れたわと23時くらいにLINEがきました。
世の先輩たちは「昔はエアコンなんてなかったんだぞ」なんて言いますが 昔と気候が違いますからね。
かの騒動の重症者より熱中症での重症者の方が増えてますし あなたも命を守るために使えるものはしっかり使って この夏を乗り切りましょう。