今回は札幌および近郊で賃貸の部屋を借りるときに掛かる費用について書いていきます。
まず関東では当たり前の「契約更新手数料 家賃1ヶ月分」は 北海道ではまずありません。
そんなものを要求してくる家主の物件はスルーで。
契約時の主な費用。
・敷金
・礼金
・前家賃
・仲介手数料
・火災保険料
・清掃料
・シリンダー交換費用
などですね。
例えば月の家賃が5万円の場合
敷金 50,000円
前家賃 50,000円
仲介手数料 55,000円
火災保険料 15,000円
清掃料 15,000円
シリンダー交換費用 15,000円
しめて200,000円
敷金は家主に預けるもので 最初の契約期間(だいたいの契約では2年)を経過した後に退去すれば返還されます。
礼金は家主の収入になるので 返還されません。
前家賃は 最初の1ヶ月の家賃です。
月の途中から入居の場合は日割りになります。
仲介手数料は 仲介した不動産屋の収入です。
物件を見に行ったときに管理会社の電話番号が書いてあって そこに直接申し込んだとしても 管理会社とは別に家主がいるので 仲介手数料は掛かります。
最近はペットを飼うとき以外はほぼ礼金は掛からないと思いますが 物件によります。
敷金礼金0 1ヶ月分家賃0なんて物件もあったりします。
あと 1月に物件を決めて 家賃発生は3月からとかもほぼ可能です。
大東建託は契約一週間後に家賃発生とか言われますが 一般的な物件であれば可能ですね。
そうでないとしても 申し込むときに交渉の余地はアリです。
これは交渉次第ですが 3月25日入居で家賃発生は4月1日というのも物件によっては可能です。
ただし その場合でも火災保険は実際に荷物を入れる日から掛けましょう。
住んでいなくても荷物を入れたら火災のリスクはありますし 鍵をもらったら家賃が発生していなくても借りているのと一緒ですから。
荷物を入れたときにトイレを使った→水落としを忘れて凍って水道管が破裂した。
なんてなって 保険に入っていませんでした!なんてなったら目もあてられません。
また 火災って他の部屋からの延焼で自分の部屋が燃えたとしても 火元には通常は請求できません。
火元の重大な過失(放火など)の場合は請求できますが 普通の出火(タバコの不始末など)の場合は失火法により自分のところは自分の保険でってことになります。
なので 火災保険はマストです。
火災保険には水濡れなども通常セットですので 下階に水漏れで被害を掛けてしまったときにも補償されます。
住んでいないけど荷物を入れて それが盗難されたなどの家財保険もほぼセットされてますね。
シリンダー交換は 鍵ですね。
前の入居者がスペアを作ってることがあるので 必ず実施しましょう。
清掃料は水回り消毒料などと記載されている場合もあります。
また 退去時の場合もあります。
入居時は家具の購入など何かと費用が嵩みますから 初期費用で計上されていても退去時にならないかと交渉してみるのもアリですね。
この他には
・ストーブOH料
・畳表替え
などもありますが・・・
ストーブや畳はその部屋の「設備」であり 家主負担であるべきだと思うんですがね。
通常であれば上記の費用で契約できるはずです。
これ以外で不明な費用が計上されていたら 遠慮なく聞きましょう。
システム手数料とか・・・
意味がわかりません。
最近の不動産投資ブームにより札幌でも物件は余り気味だと思いますので 昔ながらの家主で理不尽な条件を提示してくる家主の物件を選ぶ理由もないと思います。
前回に「賃貸は所詮賃貸」と書きましたが 大卒初任給1ヶ月分くらいの費用は最低掛かりますので 納得できないものはとことん説明を求めましょう。
次回は 契約時の注意点について。