トレーラーとは 6

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2024.5.29

トレーラーとは 5
2024.5.28 なかなかマニアックになってきましたねぇ。   第五輪荷重は 昔は大体9,000kgでした。 それが 今は大体10,000kg前後くらいですかね。 そしてここから前回の予告通り さらに深掘りします。   私のヘッドの第五輪

なんかさらに沼ってきたなぁ。

 

これまで書いてきた法律的なことは 知っていた方がいいですがその辺はちゃんとした会社であれば会社で管理しているので それほど問題になることはないでしょう。

でも 中には直荷主をそれほど持っていなくてもらい仕事ばっかりの零細運送屋だと テキトウなこともあります。

(弊社はどちらかというと後者)

第五輪荷重9,900kgのヘッドで 荷物満載の3軸シャーシーを引っ張ると それは普通に過積載ですから 捕まると免許証に傷が付くのは会社でも配車係でもなく 運転手です。

なので 知っておいた方がいいよねってことです。

 

さてさて。

ヘッドはトラクターですから 引っ張るものはコロコロと変わります。

大手で決まったシャーシーしか引っ張らないのなら気にすることもありませんが うちの会社でも数種のシャーシーがありますし よそから借りることもあります。

引っ張るシャーシーによって 内輪差も違いますし ピンから前側にオーバーハングがあるのかないのか。

あるならどれくらいなのか。

 

14m 深ピン

13m 通常ピン

どちらもピンから後ろまでの距離はほぼ同じです。

上の前側が長いシャーシーは曲がるときに外側にモリモリ出てきますので 左折で左の内輪差に気を取られてると 右側の前で対向右折車にぶつかったりします。

13m冷凍シャーシーは 前にある冷凍機の角が丸いので 外側にはほとんど出ません。

上の14mは 角があるので 油断してるとヤバいです。

 

2軸と3軸では回転軸が変わりますので 曲がっていくときのアプローチも変わります。

結論から言うと 3軸の方が小回りします。

その分 後ろのオーバーハングが外に振れるので 狭いからって外側ギリギリに寄せていきなりハンドルを回すと ケツの外側がどこかにぶつかります。

 

2軸は2つある軸の間が回転軸になります。

3軸は3つある軸の真ん中の軸が回転軸になります。

最後輪の位置はどちらもそれほど変わりませんので 3軸の方が回転軸が前になります。

(ホイルベースが短くなる。)

その分小回りができますが オーバーハングが長くなるので 外側に振れる距離が長くなります。

左折する場合 ヘッドを左に折るとシャーシーの右の後ろは全く見えませんので 余裕を持って曲がらないとなりません。

狭い交差点で右に右折車がいるときは 無理は禁物。

線を踏んで右に寄って 右折車をブロックして 大きく曲がる方が安全です。

自動車学校では左に寄って巻き込みを防止!って習いますが これだと曲がれません。

見えない右側でギャンブルするより 見える左の巻き込みを気にする方がマシです。

 

また これもポピュラーなシャーシーですが ドライウィング13mもなかなか前側が長いです。

13m冷凍シャーシーより 前が外に出ます。

弊社14mほどでもないですが 気を付けないとならないですね。

 

それより過激なのが

キャリア

ヤマトの長いヤツ

です。

 

番外編では トラックポール。

これは尋常ではなく 前側が長くなりますから 素人は無理です。

 

特殊で言うと 電車を運ぶとかもねぇ。

これは1人で走ることはないですから 都内をポールで16mの鋼材やパイルを運ぶよりある意味楽かもしれませぬが。

全長15mの幅出し低床のシャーシーにカプラーを積んで そこからポールを引っ張る。

日本では宇部興産にしかいない「ダブルストレーラー」のさらに長い版ですね。

これは ポール側がリモコンでステアしますし 鉄道会社など財閥のプロジェクトなので 一運転手が悩むこともないですね。

 

電車を陸路で運ぶ工程は一切公表されないらしいですが いざ出発するとなるとカメラ小僧に囲まれるみたいですね。

 

キャリムエンジニアリング
大型精密機器一貫輸送のキャリムエンジニアリングです。

東北道や常磐道でも見かけます。

どうやら 自走で海外にも行くのか?

前に募集をしていたこともあるのですが それほど報酬が高くなかったので見送りました。

ネットなどで稼ぐ手段があれば やりがいを求めるにはアリですね。

 

円安のこのご時世。

寿司職人とか美容師とか。

アメリカに行って日本円換算で年収1,000万!などを見かけますが。

アメリカのインフレは日本以上なので 厳しいくないですか。

 

ネットで稼げれば ネット環境があればどこにいても収入がありますので

・オーストラリアで電車みたいなトレーラーで陸路を走る

・アメリカでケンワースのヘッドを買う

アメリカのグリーンカードを取るのはハードルが高いので。

主な収入をネットとか不動産とかで得て

「副業」あるいは「趣味」でトレーラーに乗るくらいが 楽しそうです。

 

以上で トレーラーとは シリーズ

一旦終了です。