毎年雪のなくなるGWは船で帰ります。
川崎近海汽船の貨物船の有人枠か
商船三井の夕方便か深夜便か。
快適さで言ったら商船の夕方便の一択ですね。
貨物船も広い個室が与えられるので快適ではありますが・・・
お金を使える設備がジュースの自販機しかありません。
乗った夜と明けた昼と夕方の食料はあらかじめ買って持ち込まないとなりません。
乗り慣れた人たちは冷食などとがっつり酒を持ち込んで 夜は酒盛り。
昼間はそこら辺にあるフライパンでなにやら調理してます。
私が乗るときはセブンのチンしてできる焼き魚とチンごはんくらいで済ませます。
商船の深夜便もレストランはなく持ち込まないとならないですね。
出港が深夜1時45分なので晩めしは乗る前に食べるとして 苫小牧着が20時ですから起きてから降りるまでがまた結構時間があります。
まぁね 船の中でボケボケしてるだけなので 軽くパンや船内のニチレイの冷食の自販機でチャーハンなどでしのぎます。
ただ この船のドライバー室は個室ではなく 大部屋のベッドなんですね。
ベッドの向かいは壁なので 昔の船みたいに向かいの人のいびきがうるさいとかはありませんが。
降りてからの仕事に備えて昼間も寝てる人もいますから ベッドにいるにしてもなるべく音を立てないように気を使いますね。
で 商船の夕方便。
19時45分 大洗出港
13時30分 苫小牧着
普通に仕事終わって晩めしな時間に出て 風呂入って 飲んだくれて 寝て。
昼くらいに起きて コーヒー飲んでるうちに苫小牧に着きます。
そして この船はドライバーはカードキーの個室。
レストランもあります。
いつもはドライバーの食券(3食2100円)を買うのですが これ買っても朝は食べないし ドライバー向けってことでボリューミーなんですね。
なので今回は初めて一般向けのレストランに行ってみました。
その夜のメニュー。
1500円でメインを選びます。
・和食御膳
・ビーフシチュー
・とんかつ
好みによりサイドメニューを頼んで サラダ・ごはん・味噌汁などはバイキングで食べ放題です。
その中にあったのがフルーツポンチとソフトクリーム。
嬉しくて3回も作って食べてました。
ソフトドリンクもドリンクバーですので クリームソーダやコーヒーフロートもお好きなだけどうぞ。
またセルフですが 生ビール(500円)もあります。
くら寿司にあるのと同じ機械が注いでくれます。
ゆっくりディナーを堪能したら 部屋に戻って晩酌。
眠たくなったら寝ると。
朝食バイキングもありますが 私はスルー。
昼くらいに起きて なんか腹減ったなぁと思い再びレストランへ。
キーマカレーとジャージャー麺の二択。
どちらも500円です。
ですが 私の行った時間にはジャージャー麺は売り切れでキーマカレーのみ。
朝食バイキングが1050円ですから お昼の500円はかなりリーズナブルですね。
昔の船のレストランといえば 外に食べに行くという選択肢がありませんので ここぞとばかりにお高い設定でしたが 今はごくごく普通のお値段になってました。
そんなこんな楽しめるのが 商船三井の夕方便なんですね。
降りるのもだいたい14時くらいなので それから札幌に移動しても時間を有効に使えます。
深夜便だと20時苫小牧着ですから 目的地まで移動して終わりですね。
帰る予定をたてる時には夕方便に乗れる仕事がある日を考慮して この船一択で帰るようにしてます。
そもそも深夜便の船は 20年くらい前にあった東日本フェリーの岩内〜直江津・室蘭〜直江津を走っていた船ですので かなり古いですね。
直江津航路のときはレストランの営業もあったのですが 東日本フェリーから商船三井に売られてからはレストランも営業しなくなってしまいました。
この時にあった味噌ラーメンがなかなか濃厚で好きだったんですけどね。
今の夕方便に使われているさんふらわぁさっぽろ・ふらのはまだ2年くらいしか経ってませんので 各設備もキレイですし快適な船旅です。
私はけっして商船三井フェリーの回し者でもありませんが これから船で旅してみようかなぁという方の参考になればと思います。