よく世間で言われることの一つに
「子を育てているつもりが 子に親になるように育てられている」
というのがありますが。
うちも御多分に漏れずそんな状況です。
キレイですねぇ。
これは再来年の娘ちゃんの成人式に向けて 振袖を選んできた時の写真です。
どこで調べたのかはわかりませんが 振袖を選びに来いとDMが届きました。
そこには娘ちゃんの友人が既に行っていたようで 他にアテもありませんのでGWでみんなが揃ったタイミングで行って来ました。
私の感覚では 買うほど着ることもないし 安いの買うよりもそれなりのをレンタルで〜 くらいでした。
DMにもレンタル一式58000円と。
まぁ 肌に触れる物とか買取の物があったとして せいぜい10万円くらいだろうと。
それで着物を選ぶ段階になって 今までならイチイチ値札を確認していたんだと思うんですよ。
でもね 今の私はかかるもんはしゃーないって感じだったんですね。
「うちの予算はこれだけだから この中から選びなさい」
とはならなかったんですね。
これがよく聞く「値札を見ずに買い物する」ってことなのか!と。
私の服を買うときは値札を見ながら時間の許す限り吟味しますがね。
まぁ「バカ親」っぷり発揮です。
それでもバカ親発揮できるだけに私もなったのだなと。
思えば苫小牧のとある会社でトレーラーに乗っていたときは その時の働き具合と収入がバランス取れていたと思っていたんですね。
それから十勝の会社にスカウトされて ちょっとだけ収入が増えて休みも取れるようになりました。
しばらくしてそこの社長と一悶着あってからあちこち彷徨い 今の会社に入って3年半。
今は今でいろいろありますけど・・・
今回の振袖をレンタルするにあたり 会計の段になって
「今の会社での収入があるからこの金額でも大丈夫なんだなぁ」と。
初めて会社に感謝した瞬間でした。
今の会社に入るときも 前にいた苫小牧の会社に出戻るか 今の会社に入るかでだいぶ悩んだのですが。
どっちを選んだにしてもいい面も大変な面もありますね。
苫小牧の会社を選んでいれば
・慣れた仕事で
・北海道の慣れた道
・慣れた仲間
・普通の正社員でそれなりの収入
その安心領域から出て
・慣れない冷凍車
・久しぶりの関東の道
・ハイリスクミドルリターン
・初めての自営業者・確定申告
娘ちゃんの高校・大学進学が見えていたからこそより大変であろう道を選ぶことになり 私も一皮剥けたように思います。
私一人ならさっさと苫小牧に部屋借りて どっかでトレーラー乗って 400万くらいでのほほ〜んとやっていたでしょうね。
なんかやらんきゃなぁと思いつつ日々の仕事に振り回され 不動産もブログも考えるだけで行動には移していなかったなと。
今の会社は もしケガや病気で仕事ができなくなっても 社会保険料と車代持ってこいって会社ですから もしなんかあったら破綻だなと。
これは本業以外になんか収入の柱を作らんとヤバイぞと。
年金もアテになるかどうかわかりませんし 今までも漠然とは考えてはいたのですが 真剣に考えるきっかけにもなりまして 行動することもできました。
その結果の一つとして 今回の「値札を見ずに娘ちゃんに振袖を選ばせる」があります。
そんなバカ親っぷりになったから問題は減ったのかと言われれば 逆に増えてはいますが。
奥さんと2人なら 毎日仕事があって酒飲めればいいんじゃねって感じですが 娘ちゃんがいるとそういうワケにもいきませんね。
娘ちゃんがいたからこそ 私も親として というよりヒトとして成長しなければと思えたのだと思います。