賃貸物件 退去時に気をつけること

スポンサーリンク

不動産シリーズ

 

続いてますね。

 

順番的には これが最初だったかもしれません。

まぁ でも次の部屋を決めてから退去ですから 気にしないでいってみましょう♪

 

 

今の部屋に入る時の『建物賃貸借契約書』の細かい字を熟読するとほぼ必ず書いてあるのが

『入居者が退去するときに修繕が必要な場合は 敷金と相殺できるものとする。相殺できない場合は入居者の負担とする』

この『入居者』の部分は だいたい『乙』になっていると思います。

 

この『修繕』または『原状回復』がなかなかモメるところですね。

 

思春期の息子が壁パンチして穴を開けた・・・ なんて場合は間違いなく直さないとなりませんが。

 

例えば 

冷蔵庫やテレビの後ろの電気焼けによる黒ズミ。

通常の範囲内のヤニ汚れ。

家具を置いていたことによる床のヘコミ。畳の日焼けしてない色違い。

あるいは畳の日焼け。

カレンダーなどを壁に貼り付けた時の画鋲の穴。

これらは『通常の使用の範囲』ですよね。

あるいは『経年劣化』

 

これに対して

毎日ヘビースモーカーが10人集まって真っ黒になったヤニ汚れ

ペットによる引っかき傷

故意的な壁の穴

換気不足による異常なカビ

これらは請求されても仕方がないかもしれません。

 

『しれません』というのも 入居期間にもよりますね。

家賃は新築の時には『新築プレミアム』で近隣の物件よりも高めに設定されてます。

それが 入居者が入れ替わるたびに徐々に下がります。

もし 新築時の家賃のまま10年住んでましたって時は家主もかなり儲かったはずですから 多少のことは許してくれると思いますが・・・

10年も住めば何れにしても壁・天井のクロスの貼り替えは必要でしょうし。

あなたの住んでいる物件に空きがあればポータルサイトをチェックして いくらの家賃で募集しているのかは 定期的に確認しておきたいですね。

 

また 前述の『壁の穴』にしても その穴は直さないとなりませんが そこだけクロスが新しくなると見栄えが悪いので壁一面のクロス貼り替えの費用を請求された

ってのも『原状回復』ではなく『レベルアップ』になるので 穴の幅に対して天井から床までのクロス分は負担するとしても 壁一面は理不尽だと思います。

車をぶつけられて壊れた部分は保険で直せるけど その部分だけ色が新しくなって変でも 全塗装は保険で出ないってのと一緒です。

 

昔は『家主がエライ』って時代もあったかもしれませんが 前にも書いた通り家主も『入居者あってこそ』ですから なんでも言いなりに払うのではなく 交渉はしてみたほうがいいですね。

ただ

家主も人

入居者も人

 

契約して借りた部屋は たとえ家主であったとしても勝手に入ることはできませんし どういう使われ方をしているかの確認はできません。

借りた入居者も『借り物』ですから『善良な管理者の義務』を持って大切に使わないとなりません。

 

私も不動産屋をカジった人間として 融通の効かない家主と とんでもない入居者と両方を見てきました。

 

先ほども書いたように『入居者あっての』家主です。

しかし 自分で住むところを用意できない または買うまでもないって時に家主がリスクを負って用意してくれた物件を借りるワケですね。

家主も不動産賃貸業という事業であって慈善事業ではありませんので利益は必要です。

あなたがその物件に気持ちよく入った時のように 最低限の修繕と清掃はする。

それ以上の理不尽な請求は断る。

 

『お前はどっちの味方なんだよ!』

って声が聞こえてきそうですが・・・

 

 

国土交通省が出してる

『原状回復をめぐるトラブルとガイドラインについて』

ってものがあります。

これは仲介業者が持ってると思います。

あるいはこちら↓

住宅:「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」について - 国土交通省
国土交通省のウェブサイトです。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などを掲載しています。

 

日本では『契約自由の原則』ってのがあって 「双方が納得して契約した場合はその契約は有効」とのことですが 明らかに片方が有利な契約とか 社会通念上どうなの?って契約は無効な場合があります。

 

『あいつを〇〇万円払うから殺してくれ』なんて契約は当然無効ですね。

 

賃貸借契約では 極端ですが

『退去時は全ての壁・天井・床を入居者の負担で張り替えるものとする』

なんて契約は無効でしょう。

 

家主が負ってるリスクの一つとして

入居者が夜逃げして家賃が入らないと。

当然入居者と連絡はつきませんね。

ここで家主は即部屋に乗り込めるかというと そうではありません。

 

3ヶ月くらい家賃が入らなくなってやっと内容証明郵便を送って

その返事を待って

返事がなくて初めて裁判所に申し立てをして

やっと契約を解除できます。

 

それまでに最低半年はかかるでしょう。

その間無収入であり 次の募集もできません。

 

諸々の手続きを経てやっと部屋に入ってみたら

ゴミ屋敷で 残置物の撤去に多額の費用がかかると。

 

これも極端な例ではありますが 実際にあることです。

 

そもそもこの不動産シリーズは 人生のうちで何回かしかしない引っ越しをする入居者のために書き始めたものです。

不動産というのは どうしても大きなおカネが動くものですから 色々な人間の欲望が渦巻くところであります。

そんな中で一番弱い立場であることが多い入居者が出来るだけ不利益を被ることが無いようにと思って書きました。

 

ただ 私たちが生活していて衣食住や ガソリン・ケータイ代など生きていく上で必要なものについてはどうしても『お前のとこを使ってやってる』的になりませんか?

 

とりとめもなくなってきたのでまとめます。

入居者も家主も

・借りてやってる

・貸してやってる

ではなく

・貸していただいている

・借りていただいている

ありがたいなぁ って気持ちをお互いに持っていれば 余計にモメなくて済みそうですが どうでしょう?

そうすればお互いに理不尽な家賃交渉とか 修繕要求とかなくなって 気分良く過ごせると思うんですがね。

 

あなたが幸せだから私も幸せ

私が幸せだからあなたも幸せ

 

この『智の道』の精神で 住みやすい世の中にしていきたいですね。

 

 

これ

まとまったのか?( ´Д`)y━・~~